マッサージやはりきゅうを受けたい人のための
コンシェルジュコラム
秋は呼吸器の不調に要注意です。
おはようございます。治療院コンシェルジュの岩田真人です。
さて、厳しい暑さもようやく終わりを告げて、すっかり秋めいてきましたね。過ごしやすい季節なのですが、最近、のどが痛い、咳が止まらない、痰が出るなど、呼吸器の不調を訴える人が多いですね。
そんな僕も、昨日からのどが痛い・・・そして、うちの息子も今朝、「風邪引いた~」と弱気発言をしておりました。
ここで一般的な場合には、風邪薬を飲むか、あまりにも酷い場合には病院にかかるのではないでしょうか?
しかし、この呼吸器の不調は偶然ではなく、不変のパターンがあったのです。
これは、東洋医学の基礎となっている「五行表」です。
五季の列の秋の行を見てみると、空気が乾燥しやすい「燥」の季節にあたり、影響を一番受けやすい臓器は「肺」となります。「肺」は、鼻やのど、気管支などとつながっているため、特に「肺」を中心とする呼吸器系の不調に注意が必要ということになります。
いやはや凄いですね!
さすがは、千年、二千年以上も前から数えきれないほど多くの先人たちによって検証を繰り返し、淘汰され洗練されてきた東洋医学です。
この叡智を知っていれば、今朝の息子のような「風邪引いた~」というネガティブ発言にはならず、
「おっ!呼吸器が弱っているな。秋だねぇ~~」
と季節を感じる風情のある発言になることでしょう。
また、秋にはのどが痛くなる。ということが事前にわかっていれば、予防もできるでしょう。
もちろん東洋医学は、奥が深いので、詳しいことは、お近くの鍼灸マッサージ治療院にご相談頂きたいのですが、このような東洋医学の基礎を知っているだけでも、人生が豊かになるのではないでしょうか。
五行表から考えれば、この季節の過ごし方は、
辛いものを食べて、乾燥しないように保湿して、水分を十分に摂取して、大腸の状態を良くして、悲しんだり、クヨクヨしないようにすれば良い。ということになりますので、ぜひ、実践して参りましょう。