おはようございます。治療院コンシェルジュの岩田真人です。

なんだかあま～いチョコレートが食べたくて仕方ない。にが～いコーヒーが飲みたくて仕方ない・・・そんな気持ちになったことはありませんか？

僕は最近、無性に甘いものが食べたくなります。ですので、甘いものをいただくのですが、ごく少量で満足しますので、むさぼりつくことはございません。（数年前まではむさぼりついて太っていました（笑））

なぜ、むさぼりつくことがなくなったかといえば、

なぜ甘いものを欲しがっているのか？

というカラダのサインに気付くことができるようになったからだと思っています。

東洋医学では、求める味でココロとカラダの状態がわかる「五味調和」という考え方があります。

たとえば、無性にチョコレートを食べたい時は”悩んでいるとき”かもしれませんし、コーヒーを飲みたいときは”緊張を落ち着かせたいとき”かもしれません。

このように食べたくなる味と心身の関係について、簡単に紹介します。

【酸っぱい味（酸味）を求める時】
心の状態：怒りっぽい、イライラ、憂鬱、決断力低下、強い口調や興奮気味の口調でよく喋る。
体の症状：目の充血、ドライアイ、爪の縦じわ、爪のもろさ、筋肉けいれん、消化不良、不眠。
弱っている内臓：肝、胆
おススメ食材：レモン、モモ、トマト、梨、梅干、キウイ、パイナップル、イチゴ、みかん、さくらんぼ、サンザシ、ローズヒップ、酢。

【苦い味（苦味）を求める時】
心の状態：喜びやすい。（興奮した感じの喜びで、落ち着いた静かな喜びではない）不安感、緊張感。
体の症状：汗が出やすい、動悸、胸苦しさ、舌が赤くなる、巻き舌になる、顔が赤くなりやすい、げっぷ、軟便、下痢。
弱っている内臓：心、小腸
おススメ食材：緑茶、たけのこ、レタス、ゴーヤ、柿、銀杏、ごぼう、アスパラガス、にんにくの芽、にがうり、はすの実、みょうが。

【甘い味（甘味）を求める時】
心の状態：思い悩みやすい。疲労感。
体の症状：疲労、口内炎、口角炎、唇の炎症、唾やよだれ、しゃっくりが出やすい、食欲不振、胃もたれ、食後に倦怠感、軟便、下痢、おなかが張る、嘔吐。
弱っている内臓：脾、胃
おススメ食材：はちみつ、ジャガイモ、豆腐、うなぎ、大麦、ナス、人参、とうもろこし、かぼちゃ、胡桃、栗、バナナ、ぶどう、お米、牛乳。

【辛い味（辛味）を求める時】
心の状態：悲しみ、憂いやすい。
体の症状：冷え、鼻炎、上背部分や額の体毛が濃くなる、咳、鼻水、疲れやすい、肌の乾燥、寝汗、汗が出ない、むくむ、声がれ、便秘、下痢。
弱っている内臓：肺、大腸
おススメ食材：とうがらし、わさび、ねぎ、しょうが、ニンニク、たまねぎ、ピーマン、ニラ、胡椒、大根、シソ。

【塩からい味（鹹味）を求める時】
心の状態：恐怖、怖がる、びっくりしやすい、不安。
体の症状：唾液が多くなる、生殖器官の衰え、難聴、耳鳴り、抜け毛、白髪、無意識にうめく、老化現象、発育不良、むくみ、頭痛、めまい、頻尿、尿が出にくい。
弱っている内臓：腎、膀胱
おススメ食材：ノリ、シジミ、昆布、かに、ホタテ、ハマグリ、なまこ、イカ、牡蠣。

いかがでしたでしょうか？？

僕の場合は、どうしても思い悩みやすい性格なので、甘いものを欲しているということは、

「あ～悩んでいるんだなぁ～」

と感じることができれば、その原因がわかりますので、食欲がスーっとおさまっていきます。

無性に何か食べたいときは、ココロとカラダの状態を感じとれるチャンスだと思って、

なぜ、それを欲しがっているのか？

ということをぜひ感じとって下さいね。

過食してしまう、太ってしまう原因は心身にあるのかもしれませんよ。

このような東洋医学の知恵もお近くの鍼灸マッサージ治療院ではいろいろアドバイスしてくれますので、日頃から”かかりつけの鍼灸マッサージ院”を作っておくことをおススメします。