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コンシェルジュコラム
鍼灸院のかかり方④:問診【鍼灸なかだ治療院 コラム】
おはようございます。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。
「鍼灸院のかかり方」について、以下のコラムを連載してきました。
今回は”問診”について書いてみたいと思います。
治療院に訪れて、受付を済ましたら、次は問診となります。
まずは、治療室、または診察室に入って、先生(治療者)と対面することになります。
そこでは挨拶の後に「今日はどうされたのですか?」と声をかけられることでしょう。
問診の始まりです。
問診は基本的に、「いつ、どこで、どうやって、その症状が始まったのか?」をお伺いします。
その後、「その症状はどう推移したのか、病院にかかったのか」など、現在までの経過をお聞きします。
そして、「現在その症状はどんなときにひどくなるのか、例えば痛みなら動いた時か寝ていても痛いのか」など、具体的な生活の中での発生状況をお伺いして状態を探ります。「それは炎症があるのか、筋肉からくる痛みなのか」など、おおまかに病態を推察するために必要な情報を得るために行います。
これらの情報は治療方法の選択に重要となってきます。
続いて、「今回、鍼灸治療を受けようと思った病気以外に病気はないか、過去の病気について(既往歴)、ご家族の病気について(家族歴)」などをお伺いします。
これも現在の症状と関係があるかどうかを考えるための大事な情報です。
二人に一人ががんにかかる時代です。
最近、新たにがんにかかる人が初めて100万人を超えるとの予測を、国立がん研究センターが公表しました。
死亡者数の予測も過去最多を更新するとのこと。
国立がん研究センターは「がんは高齢者がかかりやすいため、高齢化に伴い増えている」としていますが、生活習慣の乱れから若い方にも増えていると考えられます。
鍼灸で神経痛を治療していて、市町村の検診でがんが見つかって入院となるケースも有ります。
その神経痛とがんとの因果関係は?もし、神経痛の治療中にがんの疑いがあったなら、神経痛どころの話ではありません。すぐに検査をすべきです。
お話を伺う中で、現在の症状と過去の病歴、家族歴に関係性が疑われる場合、それががんだったら以後の治療経過においてずっとそのことを考えながら治療していくことになります。
がんでなくとも命に関わる病気や、重篤な障害を残す病気が疑われれば、患者さんの将来に関わることですから放おってはおけません。
問診にはいろいろな意味があります。できることなら、包み隠さずお話していただけると助かります。
ぜひ、鍼灸院にかかる際の参考にして頂けますと幸いです。
住所:金沢市松村1丁目36番地 マーヴェラス松村1F
電話:076-267-6989
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