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養生健康コラム⑬:夏バテが長引かないために
おはようございます。 鍼灸師・漢方養生指導士の野村 絵里です。
「野村 絵里の養生健康コラム」ということで、あなたの健康生活のお役に立てるような養生法や健康法について紹介しております。(今までのコラム↓)
今回は、”夏バテが長引かないための養生法”をご紹介します。
養生健康コラム⑬:夏バテが長引かないために
まだまだ日中は暑いですね。
さて、「夏は朝日を浴びて暑さを嫌う事なく活動する。」(夏の養生法)
をお話したと思います。
と同時に大切になるのは、夏の暑さから身を守ることです。
例えば、朝日は浴びてもよいが、日中は避けて休息する。(※短時間の昼寝(シエスタ)は体力回復に有効です。)そして、日が少し陰ってきた時間に再び活動するようにする・・・
とは言ってもなかなか日中活動しないでいられる人はいませんよね。
日光を浴びすぎたり、暑い中活動すると、身体の中の津(しん)液が失われます。津液=身体の中の水分のこと。体液すべてを指します。
これによって起こるのが、熱中症です。そして、夏バテです。
では、夏に失った津液を回復させる為にはどうしたら良いか?それは・・・
滋陰(じいん)をすることです。
夏の陽気で陽の気は高まり、陰の気が不足したと考えます。(津液は陰になります。)
陰の気が少なくなると、冷やす力、潤す力が弱くなり、変わって熱の症状が出やすくなります。熱の症状としては、のぼせ、ほてり、寝汗、多汗、口が渇く、胃液が少なくなり消化力が落ちる、脱水などです。
上記に当てはまる症状がある方は滋陰をしましょう。
・ 日中暑い時の仮眠(20分程)
・ よく噛んで食事をすることで唾液(つば)を沢山出させる。唾(つば)は津液のひとつです。
・ 食事中冷たい水やお茶をの飲まない、汁はかまわない。
・ 朝食にお粥をたべる。(体内の水分が穏やかに補充され、暑気を払います。)
そして、食養生としては、 滋陰によい食材をとりましょう。
例えば、
山芋:山薬(さんやく)という生薬です。滋養強壮作用があり、毎日少しづつ取ってほしい食材です。我が家はジャガイモの変わりに山芋でコロッケを作っています。
ごま:身体の潤す働きがあり、血を補います。便秘や、耳鳴り、皮膚の乾燥にもよい食材。ペーストになったものをソースやジャムとして使うと沢山とれますよ。
五味子(ごみし):名前の通り5つの味(酸味、苦み、甘味、辛み、塩辛い)がする実。体調によって味がかわるともいわれている面白い果実でお茶として市販されています。効果は津液(体液)を外に出しすぎないようにする。寝汗や多感、おりものや薄い色の生理の出血が続く症状に効果があるとされています。
滋陰をすることで身体の冷やす力が高まります。日々の生活にとりいれて夏の疲れを解消しましょう!
はりきゅう5治療院 有松店
金沢市有松3丁目3-30 もみつぼ5有松店併設
電話:076-205-5896
【鍼灸・スポーツ鍼灸・美容鍼で根本改善を目指す治療院】
http://www.ahk-concierge.com/ahk/harikyu5-arimatsu/
野村 絵里
鍼師、灸師、漢方養生指導士
平成18.19年日本オリンピック協会 医・化学委員、天満屋陸上部、資生堂陸上部、日本生命卓球部、全日本女子卓球部、ダンスカンパニーnoisumトレーナー帯同、一般社団法人 プティパ mamacare講師などの経験を生かし、スポーツケアからマタニティケア、ママさんケアなどQOL(クオリティ オブ ライフ)向上のための治療を行っている。
