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コンシェルジュコラム
幸福寿命【鍼灸なかだ治療院 コラム】
おはようございます。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。
今回は”幸福寿命”についてです。
レジリエンスとは?
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳ですが寝たきりの方や闘病・入院中の方の寿命も含まれていますので健康上問題がなく社会的に独立して日常生活を送れる「健康寿命」の延伸が問題となっています。
さらに幸せに生きることを前提とした「幸福寿命」の延伸を、慶応義塾大学医学部の伊藤裕教授が提案しています。
何を幸福とするかは人によって様々ですが、幸福感を得るにはレジリエンスが重要といわれています。
レジリエンスとは、「回復力」「復元力」または「弾力性」とも訳され、ストレスと言った外的な刺激に対する柔軟性を表す言葉です。「逆境に対する反応としての精神的回復力や自然的治癒力」「ストレスや逆境にさらされても、適応し、自分の目標を達成するために再起する力」とあります(https://achievement-hrs.co.jp/ritori/?p=2526より)。
社会生活を営む上で、若い人は会社や家庭でこのレジリエンスが求められます。高齢者の場合ですと健康についてレジリエンスが必要となってきます。体力が低下し自然治癒力が減少傾向にある高齢者は、健康や幸福にどう対処していけばいいのでしょうか。
幸福とは?
人はどうしたら幸福感を得られるのでしょうか。よく言われているのが人との交わりの中で幸福感は得られるということです。一人でいては幸福感は少ないようです。
友人と話をする、ランチに出かける、ショッピングで店員さんと会話する。スポーツクラブで友人と運動、運動しに来ているのかおしゃべりしに来ているのかわからないという方もいますね。
一人黙々とトレーニングするよりみんなでワイワイガヤガヤしながらトレーニングしたほうが効果が上がるそうです。
鍼灸はからだと会話する。
もっといいのは鍼灸院で施術を受けながらお話をすることです。治療を仲介として先生の手(鍼)と自分のからだが会話します。「あーそこそこ、そこがひどかったの」と、体を通しで会話をする鍼灸は心の満足感まで提供します。
前出の伊藤教授はその著書『幸福寿命 ホルモンと腸内細菌が導く100年人生 (朝日新書)』の中で「私たちが生きる目的は”健康でいること”より”幸せになること”」とし、運動でホルモンを活性化すること腸内細菌が幸福感のカギだとしています。
鍼灸は古来より胃腸を大事にしていました。胃腸を浴すれば大概の病気は治るといわれてきました。坐骨神経痛の患者さんの胃腸を治療します。
ということは腸内細菌の働きと関係がありそうです。もちろん食べ物や生活習慣も大きく関係しています。
ひとりひとりが自分や家族の幸せを考え、体を元気にして心を豊かに生きる。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、考えてみてはいかがですか。
住所:金沢市松村1丁目36番地 マーヴェラス松村1F
電話:076-267-6989
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