マッサージやはりきゅうを受けたい人のための
コンシェルジュコラム
感染症に対する漢方治療の考え方【鍼灸なかだ治療院 コラム】
おはようございます。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。
今回は”感染症に対する漢方治療の考え方”をご紹介します。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、収束のめどが立たない今、感染症対策の指針に従い十分注意して生活を送ってください。
手洗いは予防の基本。最近ではタレントさんなどが曲に合わせて正しい手洗いの仕方を紹介していますし、新聞などでも紙面を割いて詳しく紹介しています。
当院をはじめとするはり・きゅう・按摩・指圧で施術するあはき業は、医療職としての休業要請はないとの厚生労働省の回答を頂いております。感染症対策は必要十分行っています。
ご心配の際は各治療院にお電話でお尋ねください。
東洋医学と新型コロナウイルス感染症
さて、新型コロナウイルス感染症に関し、医療の分野ではアビガンなど効果を認める新薬が臨床で使われ始めています。
翻って東洋医学はどうなのでしょうか?まず最初に私は今この感染症に鍼灸や漢方が効果があったとしても声高に主張すべきではないと思っています。
東洋医学で治療する以前にすべきことがたくさんあるからです。データを集め病気を分析してどの時期に東洋医学が介入したらもっともよい効果が得られるかを探る必要があります。
漢方薬については一般社団法人日本感染症学会のホームページに「COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方(特別寄稿)」金沢医科大学臨床感染症学飯沼由嗣先生が金沢大学附属病院漢方医学科小川恵子先生の論文を紹介しています。
http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=140
小川先生の論文では中国での研究を紹介しかなりの効果があることを認めていますが、漢方薬の処方が様々なのとどの時期にどの処方が有効なのかを見極めるまでに至っていないということで、拝読後私は今後の研究に期待するとの印象を持ちました。
鍼灸治療においても東洋医学の治療論の一つ肺の痰湿を取り除くため”温灸”をすると良いとの論文があるとのことですが、何とも言えません。
いずれにしろ、現代医学・東洋医学、お互いの良いところを取り入れるために研究を続けてほしいと思います。
住所:金沢市松村1丁目36番地 マーヴェラス松村1F
電話:076-267-6989
http://www.ahk-concierge.com/ahk/shinkyu-nakada/
