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コンシェルジュコラム
イギリスのNICEはナイスな発表をした!【鍼灸なかだ治療院 コラム】
こんにちは。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。
お盆ですね。外出や遠出を控えるように小池都知事が盛んに言ってますね。都知事の何がすごいかというと、コトバです。
古くは「3密」「オーバーシュート」に「ロックダウン」、最近では「感染拡大警報」、そして「この夏は特別な夏」。こんな言葉を記者会見でバンバン使えば、いやでも耳に残ります。
新型コロナウイルス感染拡大といえば、小池都知事。豊洲も前前回の選挙公約の「7つのゼロ」ももうどうでもよくなってます。新型コロナウイルス対策リーダーです。
鎮痛剤よりも運動・心理療法・鍼治療
さて、イギリスのNICE(国立医療技術評価機構)はイギリス保健省配下の執行型政府部門公共機関の一つで治療のガイドラインを作っているところです。
慢性疼痛診療ガイドラインを作成しているのですが、一次性慢性疼痛に鎮痛剤より運動、心理療法、鍼治療を勧めています。
対象となる痛み止めはアセトアミノフェンやNSAIDsといわれる鎮痛消炎剤、ベンゾジアゼピン、オピオイドです。
これらのお薬にはエビデンスがほとんどまたは全くないうえ、害や依存性があるため推奨しないとしています。
一般的に病院でもらってる痛み止めやドラッグストアで売ってる痛み止めは効果がないということですが、一次性慢性疼痛に限ってのガイドラインです。
さて、この一次性慢性疼痛というのは原発性慢性疼痛とも言って、神経障害性疼痛、線維筋痛症、慢性頭痛などがあります。
そのほかの慢性疼痛にはがんによる痛み、椎間板ヘルニアやじん帯断裂など損傷を受けておこる痛みなどがあります。
日本ではまだそこまで研究が進んでいません。ハードルを上げてきますね、イギリスさんは。
鍼治療を受けられる経済的余裕のある方々なら、継続して治療すれば慢性疼痛に大変効果があることは臨床経験上、分かっています。
治療期間は人によるので明確に何回とは言えないのですが、日本の健康保険利用状況から考えると、鍼の保険治療は、大変利用困難な状況です。
学問から効果を証明して健康保険運営に反映させる、それが鍼で患者さんを見ている我々の悲願でありますが、なかなかそうはいかないのが現実です。
イソジンが売り切れるんだから、とにもかくにも日本は平和です。
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電話:076-267-6989
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