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腰痛について知っておいてほしいこと④腰方形筋【鍼灸なかだ治療院 コラム】

 

鍼灸なかだ治療院 コラム-1

p_nakada コラム用こんにちは。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。今回も引き続き、腰痛について知っておいてほしいことをお伝えしたいと思います。

前回のコラム↓
腰痛についてしっておいてほしいこと①
腰痛についてしっておいてほしいこと②
腰痛についてしっておいてほしいこと③

腰痛について知っておいてほしいこと 腰方形筋

非特異的腰痛は腰の筋肉や筋膜にコリやつっぱり血行障害を起こしていることが分かっています。原因はさまざまで、ストレスやうつ、疲労、小さなけがから発生したトリガーポイントなどが主なもので、一つの原因で起こることは少なく、いくつかの原因が重なって起こっています。

その原因、それぞれに対処する必要がありますが、腰の筋筋膜の異常については鍼治療が有効です。

最近よく聞かれるトリガーポイント。

その発生にはいろんな説が考えられています。もっとも有名な説は、ケガが原因でトリガーポイントができるというものです。

ケガというのはいわゆる肉離れ、すじちがいのたぐいです。筋断裂とも言いますが今回お話しするのは切り離されたのではありません。不全断裂、それも微細なものを原因としています。小さな小さな断裂を、人体は結合組織・コラーゲンという繊維物質で修理します。その際キズを埋めて肉を盛るように厚盛にします。

それが将来のこり、硬結、トリガーポイントになります。

修理するためにできた筋・筋膜のこぶは伸縮しづらい組織です。動かすとつっぱってしまい、周囲の末梢神経を取り込んで刺激します。そのせいで痛みが出ます。

その痛みは、こぶの周辺だけでなく、関係した離れた場所に起こります。放散痛と呼ばれています。腰が悪いのにおしりや足に痛みがある、頸部に原因があるのに腕が痛むなどがその放散痛のせいです。

ここで注意しなければいけないことは、その痛みの原因が筋・筋膜のこりに関係する痛みなのか、頸椎や腰椎に原因があって起こる、例えば椎間板ヘルニアなどによるものかを見分けなければなりません。

ですから、簡単に考えずに病院でMRIなどの画像診断をしてもらう必要があります。脊髄や神経、骨に異常なしであれば、筋・筋膜に関係した痛みの可能性が高いので鍼治療の適応となります。

ご心配でしたら、担当の鍼灸師に相談して紹介状を書いてもらい専門病院を受診するのが良いでしょう。

今回、紹介する非特異的腰痛の原因筋肉は腰方形筋です。

第12肋骨や腰椎の肋骨突起から起こって、腸骨の上(ベルトのかかる骨盤の骨)についています。この筋肉が働くと腰を後屈させたり側屈させたりします。重いものを持ち上げた際にぎっくり腰を起こすことで知られています。

ぎっくり腰も最初の1回目で小さな肉離れが起きて上記のようになり再発を繰り返します。

ぎっくり腰の原因のほとんどが筋肉のけいれんです。こむら返りと同じと考えてください。ですから、すぐ鍼をすればけいれんは止まります。

まれに筋肉の断裂が起こると即座に炎症が発生し、ひどい痛みに苦しみます。けいれんだけであっても、ほっておくと炎症が起こりどんどん痛みなります。

また、トリガーポイントができて周辺に痛みを飛ばします。そうなると1回の鍼ではよくなりません。何事も早めの対応が大事です。

腰方形筋に原因がある場合、体の側屈や後屈で痛みがひどくなります。

鍼灸なかだ治療院のYouTubeチャンネル

鍼灸なかだ治療院YouTubeチャンネルではこの腸腰筋のストレッチのしかたを実演しています。
https://youtu.be/dqRdK-1YzcE


よくぎっくり腰を起こす方、体を側屈したり後屈したりすると痛みが出る方はやってみてはいかがでしょうか。

 

rogo700

 

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