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コンシェルジュコラム
足の裏が痛い ~頑張りすぎてはいけません~【鍼灸なかだ治療院 コラム】
こんにちは。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。今回は健康のために歩き出した人、走り出した人のお話です。
足の裏が痛い・・・
足の裏が痛いと言って鍼灸治療に来られます。そう頻度は高くないのですが歩くたびに痛いので大変です。足底腱膜炎(足底筋膜炎)です。足の裏、かかとから足の指にかけて張っている土踏まずにある腱膜が炎症を起こして痛みを出します。
ほっておくと炎症が長引いてカルシウム沈着を起こして、かかとの骨のところにトゲができてそれがまた痛みを起こします。
症状としては歩行時痛が主です。朝ベッドから起きて歩き出すときに痛い、ランニングやウォーキングの際に痛いなどです。炎症が強いと安静時痛や夜間痛(寝ていて痛む)がおきます。また、足の裏を触ると熱を持っている場合は重症です。とにかく足を地面や床につくと痛い。
なりやすい人はランニングやウオーキングを始めて間もないのに一生懸命長距離を移動した人。競技では陸上やバレーボール、サッカーなど、踏み込んでジャンプすることが多いものがあげられます。体の状態でいうと偏平足、筋力が少ない、肥満傾向。活動から見ると固いコンクリートなどの上で仕事をし加えて冷える場所である、長時間の立ち仕事。それからシューズが古い、クッションが弱いなどが考えられます。
一つの原因で起こるというより、いくつかが重なって起きることが多いです。
治療はとにかく休むこと。足を休めて炎症を治します。病院にかかると消炎鎮痛剤のシップや飲み薬が出ます。結局、使い痛み症候群(オーバーユース症候群)です。
足底腱膜炎(足底筋膜炎)に対する鍼灸について
鍼治療について、足の裏に鍼はしません。ふくらはぎのコリに鍼をしてふくらはぎを柔らかくします。 足底腱膜はアキレス腱でふくらはぎとつながっています。ふくらはぎをゆるめてあげることで、足の裏の緊張が緩みます。
また、高齢者の場合は体力低下が根本にあるので(肥満がある場合も)元気になるよう、全身の治療をすることもあります。
発症から時間がたっていると慢性炎症もしくは炎症後の後遺症のことがあるので、痛みがなくなるまでそれなりの時間がかかります。
お薬やシップに鍼を併用して早期に治してランニングやウオーキングができるようにしましょう。
健康のために運動をして体をこわす。なんだかなぁですね・・・
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