マッサージやはりきゅうを受けたい人のための
コンシェルジュコラム
ハリって痛そう・・・大丈夫!日本のハリは痛くないです。
おはようございます。治療院コンシェルジュの岩田真人です。
最近つくづく思います。やっぱ「ハリって最強!」ですね!どこに行っても良くならない場合や、病院に行くほどでもないけどつらい場合などは、絶対に鍼灸治療院に行ったら良いと思います。
しかし、なんでこんな素晴らしい治療法が広まらないんだろう・・・と考えると一つの大きな原因に、
「ハリって痛そう・・・」
という不安があるのだと思います。
確かに僕もこの仕事に就くまでは「ハリ=注射」が連想され、幼少のころのいや~な思い出がよみがえり「痛そう・・・」「怖い・・・」と思わず考えてしまって、できれば受けたくなかったです。しかし、実際に受けてみると、
「あれっ?全く痛くない・・・ていうか気持ちいい・・・」
という超意外な感想だったのです。そうです、日本のハリは痛くないのです。
日本人は昔っから痛がりだった・・・
決して、中国人が痛みに強いというわけではありませんが、中国と日本とでは鍼治療に関する考え方が基本的に違います。
中国では痛みがあったら仕事が出来ないので何としても早く仕事に復帰しなくてはいけない。という考え方が強くあります。つまり、痛くてもいいから早く治って欲しいという考え方です。
一方、日本では「痛くない鍼治療」というのが求められてきました。
もともと日本人と言うのは、僕のような痛がりと言うか、痛みに敏感な人が多かったのですね(笑)
「痛くない鍼=細い鍼を使用すればよいのでは・・・」「痛くない技術=瞬間的に痛点を通過させればよいのでは・・・」と古来の日本人が試行錯誤して考え出したのが、日本独特の筒の中に鍼を入れて施術する鍼灸術「管鍼法」なのです。
これにより鍼は細くても身体の中に入っていきますし、鍼の先端が皮膚を瞬時に通過するため、細胞の破壊が少なく、痛みをあまり感じません。また、皮膚の表面にある痛点は一定以上の刺激がなければ反応しないため、痛みを軽減することができるのです。
日本で鍼治療を受けた方なら当たり前になっているこの「管鍼法」。その裏には、日本人特有の繊細さと人を労わる気持ちが溢れているのです。
日本人らしさが溢れ、日本人の心に寄り添う「痛くない鍼治療」。
日本の鍼治療は痛くありませんので、怖がらずに多くの方に受けていただきたいものです。