マッサージやはりきゅうを受けたい人のための
コンシェルジュコラム
完全な健康を求めないことが健康の秘訣
こんにちは。治療院コンシェルジュの岩田真人です。
本日は、ちょっと体調が悪いです。日頃からいろいろ養生しているのですが、毎日絶好調!という状態にはならないものですね。
僕は基本的にはやっかいな完璧主義(笑)なので、以前まではちょっとでも体調が崩れると、
「あ~~健康を伝える立場として不甲斐ない・・・ダメな奴や」
と自己嫌悪に入っていたのですが、いろいろ勉強する内に、
「完全な健康というのは達成できない。」ということがわかってきました。
健康とは一過性の平衡状態のこと
人は身体的であれ、感情的であれ、エネルギー的であれ、常にいろいろな変化にさらされています。
ですので、変化があれば平衡が破れてしかるべきなのです。その変化に対応するために、一時的に健康な状態が失われるのは正常なことなのです。
逆に”完全な健康を約束する医療や商品は疑わしい”と思ってください。
そこで大切なのは多少の変化に負けない”防衛力”と正常に働く”自己治癒力”なのです。
この”防衛力”と”自己治癒力”を養っておけば、常にその病気はささやかなものになりますので、しつこい病気、長引く病気にはなりません。
鍼灸マッサージ治療は”防衛力”と”自己治癒力”を養う治療
東洋医学では「未病治」と言う考え方があります。
未病治(未病を治す)とは、病気の予防、病気の初期、病気の蔓延防止に関する考え方とその対策の総称であります。
いわゆる「防衛力」を鍛えるということです。
また、鍼灸マッサージ治療は、薬や手術といった外から強い治療力を働かせるものではなく、あくまでもその人自身の「自己治癒力」がうまく働くように手助けをするものです。
人は必ず病気になる生き物です。しかし、その病気を穏やかにすることが賢い生き方ですので、必要以上に完璧主義にならずに、また、医療に依存しすぎずに過ごして参りましょう。
鍼灸マッサージ治療は、自然にも心身にもやさしい治療法です。