マッサージやはりきゅうを受けたい人のための
コンシェルジュコラム
Googleさんは鍼灸のことを全くわかっていない。
おはようございます。治療院コンシェルジュの岩田真人です。
先週末に久しぶりに東京に行ってきました。(写真は観光がてらにトップオブ大学を見てこようと、東京大学 安田講堂前で浮かれて撮った写真です(笑))
いつもは車での移動ですので、都会に行くとたくさん歩くので、本当に疲れました。田舎者のクセに運動不足・・・本末転倒ですね。
そんな普段と違った行動をすると、カラダのどこかに痛みが出る。って方、いらっしゃいませんか?
これは、もともと症状があるのですが、日常生活ではカラダが馴れてしまっているので発症していない「完治していないの症状」なのです。
僕の場合は、たくさん歩いたり、長時間立っていたりすると坐骨神経に沿った痛みや痺れが発症するケースがあるのですが、今回は発症してしまいましたので、「発症=治療効果を体感できるチャンス」ととらえて、東京の鍼灸治療院の偵察も兼ねて、治療に行ってみようと思い、インターネットで検索してみました。
ぴったりの鍼灸治療院が見つからない。
”最寄りの駅×鍼灸 ”や ”治療院×○○区”、”坐骨神経痛×最寄りの駅”などと検索するのですが、お金をより多く払ったり、営業力の強さで上位に上がるポータルサイトや無資格者のマッサージ店ばっかりが検索されて、まったく、行きたい治療院が見つかりません。
ポータルサイトで上位に表示されているもののほとんどはたくさんベッドを並べた資本力のある接骨院ですし、鍼灸を受けたいのに無資格者のマッサージ店は論外です。
Googleさんは鍼灸のことを全くわかっていない。
僕のようなこの業界に携わっている人間であれば、この検索結果が「なんじゃこりゃ!」となるわけですが、一般の方は、この検索結果を信じてしまうでしょう。
そして、
「なんだ・・・鍼灸やマッサージってこんなもんか」
となってしまうのです。
もちろん、上位検索された治療院が悪いわけではないのですが、そのつらい症状にぴったりの治療院かといえば、とてもそうではないでしょう。
鍼灸を受けた人の56%が「鍼灸に効果がなかった」という理由で今後は鍼灸を受療しない・・・
これは、明治国際医療大学の調査アンケートの結果です。折角鍼灸を受けて頂いたのに、半数以上の方がもう鍼灸を受けないという現状・・・
鍼灸マッサージ治療、東洋医学を広めることを使命している僕にとっては本当に残念なことです。
なんとか鍼灸マッサージの真価や得意分野などで、もっとも適した治療院が検索されるようになっていただきたいもです。
現状はやはりコーディネーターが必要だとあらためて感じた貴重な経験でした。
ぴったりの鍼灸マッサージ治療院さえわかれば、どれだけの方が救われるか・・・
得意分野の患者さんを治療させてもらえれば、どれだけ鍼灸マッサージの良さ、素晴らしさが広まるか・・・
これからも治療院コンシェルジュとして、しっかりと活動して参りたいと思います。