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鍼灸なかだ治療院の症例報告 ケース③:膝の痛みで坐骨神経痛?

 

症例報告③

p_nakada コラム用おはようございます。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。

「鍼灸なかだ治療院の症例報告」というテーマで、コラムを連載しております。(今までのコラム↓)

ケース①:寝違え

ケース②:産後の体力低下と抵抗力の低下

今回は、”膝の痛みで坐骨神経痛?”という症例報告です。

ケース③:膝の痛みで坐骨神経痛?

病院では構造の異常なし、坐骨神経痛と診断される・・・

70歳の女性、病気になる前までは明るく活動的で、旅行に行ったり仲間とランチしたりと楽しい人生を過ごしていました。右膝の痛みは年齢的に以前から多少はありました。一年前から徐々に悪くなり整形外科や接骨院に通院して治療をしていましたが段々と膝が曲がらなくなってきました。

病院ではMRIの結果、関節鏡の手術を勧められたとのことでしたが、別の病院では関節の中は異常なしと言われどうしたものかと悩んでいました。

そうこうしているうちに右の太ももやすねが痛み-金沢弁で言うところの「やめる」状態、うずくような痛み-が出てきました。腰の検査を病院でしましたが骨や神経には異常なし、坐骨神経痛と診断されました。痛みで夜も十分眠ることができず、膝が曲がらないため歩行困難で杖にすがって歩いています。

当院(鍼灸なかだ治療院)に受診

当院を受診したときも全力で杖に体重をかけ右足をかばった状態でいらっしゃいました。顔は苦痛で歪んでいて、なんとも可愛そうな状態でした。

診ると右膝は少し腫れていて曲げることができません。膝をささえる太ももの筋肉が萎縮しています。一年間の苦悩を物語っているようです。仰向けに寝てもらうと膝の裏とベッドの間に指が2本ほど入ります。軽く曲がった状態で固まっています。自力で曲げようとしても痛くて曲がりません。その痛みは太ももの裏からすねの外側にあります。坐骨神経痛と診断されたのがこの痛みのようです。

腰、右足、背中など関連するところをいろいろ調べましたが、膝の腫れと太腿の筋肉の萎縮以外、取り立ててひどいところは見つかりません。

精神的な要因で痛みを強くしている可能性を考えて、家庭環境や人間関係について、それとなく伺いましたが痛みをひどくするような問題点は見つかりません。

そこでまずは坐骨神経痛を軽減することを優先し、膝の腫れや曲がらない症状は痛みが落ち着いてから治療することにし、腰臀部、下肢のツボに鍼治療を行ないました。治療直後の改善は見られませんでしたので、翌日再診するようお願いしました。

原因究明、症状消失

翌日、もう一度足をよく調べました。すると太ももの外側、腸脛靭帯や外側広筋、膝裏の膝窩筋に強い圧痛が検出されました。つまり、膝の内側をささえる筋肉(内側広筋)が長年の膝の障害で萎縮を起こし、それをかばって外側の筋肉に無理を強いて歩いたために起こった足の痛みだったのです。坐骨神経は関係ありません。これらの筋に鍼をし、様子を見ることにしました。

3回目の治療も2回めと同じように行ったところ、4回目にいらした際にウソのように痛みがなくなったと大喜び。「いやぁ~、うそなんですよ~」と冗談を言いながら、同様に治療をしすっかり良くなりました。夜間痛がなくなり、杖を使わずに歩けるようになり、膝も曲がるようになりました。

残された問題点は膝の腫れと、内側広筋の萎縮です。腫れは変形性膝関節症による循環障害(炎症所見はありません)、萎縮は廃用性萎縮と言って、痛みのため使わなかったせいで萎縮している状態です。軽い筋トレが必要です。

一時はどうなるかと心配しながら治療しましたが、しっかり調べて悪いところを見つけられたのが良くなるポイントでした。

その後しばらく治療を継続し、筋トレ指導を続けて終了しました。

 

rogo700

 


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