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コンシェルジュコラム
養生健康コラム②:梅仕事
おはようございます。 鍼灸師・漢方養生指導士の野村 絵里です。
「野村 絵里の養生健康コラム」ということで、あなたの健康生活のお役に立てるような養生法や健康法について紹介しております。(今までのコラム↓)
今回は、”梅仕事”についてです。
養生健康コラム②:梅仕事
九州では5月GWが開けた頃に梅を収穫して梅仕事をします。少し気温の低い北陸では6月に入ってから梅をみるようになりましたね。
梅仕事というと梅干しをつけるの?と思われるかもしれません。もちろん梅干しもいいですが、我が家では青梅をつかっての”梅シロップ”が定番です。
梅雨明けの頃から楽しめ、9月ぐらいにはすっかり無くなります。水で薄めて飲んだり、炭酸水で飲んだり、子供達にはかき氷のシロップとして重宝します。
作り方は簡単です。
① 青梅を水にひたして(3時間程)梅のくぼんだところにあるヘソをとります。水につけると、爪楊枝でボロっととれやすくなります。
② お掃除した梅の水気をきってジップロックに入れて、一晩冷凍します。
③ 密閉容器をホワイトリカーで消毒したら、梅と同量の砂糖を梅と交互にいれて冷暗所へ。
④ 1ヶ月もすると梅がしわしわになってきます。シロップだけ取り出して、鍋で一度沸騰させれば出来上がり。
⑤ 瓶にいれて冷蔵庫で保管しましょう。
梅は、乾きによく喉を潤すとされ、解毒作用が強く、下痢、食あたりに効果的です。
また、酸味には収斂作用(引き締める)があるとされ、汗が出過ぎる(多汗)のを防ぎますので、熱中症予防にも効果的です。
夏にぴったりな食材ですね。
金沢、北陸地方は伝統を重んじて季節のものや風習を上手に取り入れて暮らしていて素敵だなぁと思います。
梅仕事もぜひ取り入れてみてくださいね。
※ 青梅は生で食べると毒がありますので、そのままかじったりしないでくださいね。
もう一つ、生の青梅をすりおろして煮詰めた”梅肉エキス”をご存知でしょうか?
私の実家には35年前の梅肉エキスの瓶がまだあります。
梅肉エキスは天然の抗生物質と言われ、子供達の間でよく流行る胃腸炎、腹痛、下痢、食あたり、風邪、感染症(我が家はインフルエンザ予防として)疲労回復によく効き、家庭の常備薬として年中活躍します。
そのまま食べると、身体中から汗が吹き出すぐらい酸っぱいのですが、これが良いので、大人の方はそのまま召し上がってくだいね。
胃腸が弱くお腹が冷えている方や子供さんには、黒糖と蜂蜜を入れてお湯で割るのがおすすめです。
うちの娘は「すっぱいジュースちょうだい」といって朝、保育園に行く前に喜んで飲んでいます。
黒糖はお腹を温めてくれますし、蜂蜜にも強い抗菌作用がありますよ。
※蜂蜜は赤ちゃんには与えないでくださいね。
はりきゅう5治療院 有松店
金沢市有松3丁目3-30 もみつぼ5有松店併設
電話:076-205-5896
【鍼灸・スポーツ鍼灸・美容鍼で根本改善を目指す治療院】
http://www.ahk-concierge.com/ahk/harikyu5-arimatsu/
野村 絵里
鍼師、灸師、漢方養生指導士
平成18.19年日本オリンピック協会 医・化学委員、天満屋陸上部、資生堂陸上部、日本生命卓球部、全日本女子卓球部、ダンスカンパニーnoisumトレーナー帯同、一般社団法人 プティパ mamacare講師などの経験を生かし、スポーツケアからマタニティケア、ママさんケアなどQOL(クオリティ オブ ライフ)向上のための治療を行っている。