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コンシェルジュコラム
鍼灸なかだ治療院の症例報告 ケース⑤:腰方形筋について Vol.2
おはようございます。金沢市松村1丁目の【鍼灸なかだ治療院】の中田 和宏です。
「鍼灸なかだ治療院の症例報告」というテーマで、コラムを連載しております。(今までのコラム↓)
今回も”腰方形筋について”の症例をご紹介したいと思います。
腰方形筋は、脊柱の安定性に重要な役割があり、姿勢保持に大きく影響する筋肉の1つです。腰方形筋は左右の対象に付着する筋肉のため、どちらの筋肉が硬くなったり(筋硬結)筋肉の弱くなる(弱化)と骨盤の左右の高さの差が生まれてしまうなど骨盤の傾きを引き起こし、腰痛などの原因になることがあります。
また、腰方形筋の筋力低下や萎縮が起こると骨・関節・椎間板への影響をきたすこともわかってきています。
腰方形筋に関連する症例②
42歳、男性、主訴は慢性腰痛。
事務職たまに重量物を持つ作業あり、中肉中背で慢性的な腰痛を訴え受診しました。
腰痛の既往は数年前からで、発症に思い当たる原因がありません。
慢性化した原因は仕事中での姿勢や不自然な格好での就寝など、姿勢の問題が考えられました。
日中、常に腰痛を自覚しており、デスクワーク中でも痛みがあるとのことでした。夜間就寝中の痛みはありません。
体を動かしてもらうと、後屈で痛みが出ました。他の動作に問題はありません。
理学所見に問題なく、腰部の触診をすると腰方形筋に強いコリと圧痛を認めました。
コリの表面に鍼を当てるように斜めに約3cm刺入し、筋肉の「ピクッ」とした収縮を触知したところで15分置鍼しました。
この方の腰方形筋のコリは一か所ではなく片方に三ヶ所ずつありましたので同様に置鍼をしました。
抜鍼して後屈をしてもらったところ、痛みはなくなっていました。
しかし、慢性腰痛ですので睡眠のとり方やデスクワークでの姿勢、腰方形筋のストレッチや筋トレ法、仕事中に痛みを感じたときの対処法などをお話して、通院してもらうことになりました。
次回も腰方形筋に関するの症例をご報告します。
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