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コンシェルジュコラム
足底筋膜炎について【RUNはり灸接骨院 コラム】
こんにちは。市民ランナーを全力で応援する治療院「RUNはり灸接骨院」の小野寺 智です。10/31金沢マラソンがコロナ禍の中、無事に開催されました。そろそろ疲労も抜け、ランニングを再開されている方も多いのではないでしょうか。走られた方、応援された方、大会関係者の皆さま、お疲れさまでした!
ランニングに多い怪我について
さて、金沢マラソンランナーに多い怪我(当院調べ)本日は第4位 足底筋膜炎です。
第1位はランナー膝(腸脛靭帯炎)、第2位はシンスプリント、第3位はアキレス腱炎でした。
足底筋膜炎
足底部の炎症は細かくわけると、腱膜の障害である腱膜炎と筋膜の障害である筋膜炎とがあります。
※鑑別は大切ですが、ここではまとめて足底筋膜炎として説明します。
症状は?
朝起きての一歩目、足裏が痛い。特徴的な症状です。動き始めや階段下り時の張りを伴った痛みも多くある訴えです。
原因は?
過度の緊張状態が続き、足底筋膜、腱膜が引っ張られるストレスにより炎症を起こした事が原因です。
では、なぜ足底が過度の緊張状態になるの?
一言では言い切れませんが、一つには足底アーチの低下が考えられます。またアキレス腱、ふくらはぎに疲労が溜まっていると足底の動きを悪くさせ、足底筋膜炎を誘発することもあります。
では対策は?
まずは練習量や練習の質を見直しましょう。体重過多の方は計画的に減量し足裏への負担を減らしましょう。
身体に対してのアプローチとしては筋膜リリース用のポールを使って、しっかりふくらはぎをほぐします。同様に足底に対しても筋膜リリース、マッサージ、ストレッチを行うのですが、炎症を起こしている場合は過度のマッサージは悪化させてしまう事もあるので注意が必要です。急性期には足底に対してのテーピングが痛み緩和に繋がります。
ランナーさんの足底筋膜炎は治りにくい。というのが率直な感想です。とはいえ、しっかり治療すれば必ず治る障害です。なかなか治りにくい場合には、体外衝撃波という新しい治療方法もあります。条件を満たせば整形外科クリニックにて保険適応になります。
次回は最終回、様々なランニング障害の原因になり得るオーバープロネーションについてです。
※症状には個人差があります。個人での判断は怪我を悪化させる原因にも繋がる可能性があります。ランニング障害に強い整形外科や接骨院、鍼灸院の受診をオススメします。
当院の参考ホームページ
足底筋膜炎について
https://run-hari.com/sokutei.html
矯正用インソールについて
https://run-hari.com/formthotics.html
RUNはり灸接骨院
石川県金沢市泉野町5丁目13-25
【市民ランナーのためのケアの専門家がいる鍼灸接骨院】
http://www.ahk-concierge.com/ahk/run-hari/