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養生健康コラム⑭:秋の養生法
おはようございます。【はりきゅう5治療院 有松店】 の鍼灸師・漢方養生指導士 野村 絵里です。
「野村 絵里の養生健康コラム」ということで、あなたの健康生活のお役に立てるような養生法や健康法について紹介しております。(今までのコラム↓)
今回は、”秋の養生法”をご紹介します。
養生健康コラム⑭:秋の養生法
秋らしく肌寒くなってきましたね。
秋は「容平(ようへい)」といいます。万物が成熟し、容(かたち)が平定することをいいます。自然も、人間もいろんな事を「収めて」いく時期ととらえます。(気を徐々に収め、意思をあちこち外にださないように心がける)そして冬に上手に「蔵する」ことができる。
なんだかこう考えると自然はよくできていますね。現代に生きる我々は、そう自然のようにはいかないかもしれませんが、自然界の中で生きているには変わりないので、自然に添いながらが良いように思います。
生活養生ポイント
① 乾燥を防いで、肺の働きを助ける。
東洋医学では乾燥は肺を傷つけるといいます、咳やのどの痛み、肌の乾燥、便秘などの症状が出やすくなります。
予防として、マスクの着用や、白っぽい食品を取る( 白ゴマ、ユリ根、大根、れんこん、梨、はちみつ、松の実 など)。その中でも 白きくらげはコラーゲンが豊富で台湾、韓国などでも広く美容食材として使われており、是非見つけたら食べたい食品です。
② 酸甘化陰(さんかんかいん)を心がける
酸甘化陰(さんかんかいん)とは酸味と甘み(穀物やイモ類、果物の甘味)を一緒にとると体が潤うということです。
夏の間、身体は汗を沢山かいて陽の気が強くなっています。体に潤いを戻すと陰の気をうるおすことにより、ちょうど良いバランスが体の中で保たれます。寝汗をよくかく方は、とくにこの陰の気がたりません。酸甘化陰を試してみてください。
おススメは、朝がゆ+梅干し (朝粥はそれだけで陰の気を高めます。胃腸の弱っいてる方は是非)。パン+ グレープフルーツ。ぶどう、リンゴなどもおススメ。旬の果物とお芋も組み合わせも良いですね。
③ 冷えに注意する。
気温の差が激しく、急に冷えることで関節痛や、寝違い、ギックリ腰を起しやすくなります。脱ぎ着しやすい服装、首に巻くものを使用して体温を調節し、冷えを防ぎましょう。
④ 基礎体力を養いましょう。
秋は人間にとっても収穫の時期です。夏の間に衰えた消化器官を整え(よく噛んで旬の食材を味わうこと)、消耗した体力を養いましょう。
秋は一年で一番過ごしやすい 素敵な季節です。豊かな実りもあり、自然も美しく色づきます。心を穏やかに寛容に、一年を収めでいきたいですね。
はりきゅう5治療院 有松店
金沢市有松3丁目3-30 もみつぼ5有松店併設
電話:076-205-5896
【鍼灸・スポーツ鍼灸・美容鍼で根本改善を目指す治療院】
http://www.ahk-concierge.com/ahk/harikyu5-arimatsu/
野村 絵里
鍼師、灸師、漢方養生指導士
平成18.19年日本オリンピック協会 医・化学委員、天満屋陸上部、資生堂陸上部、日本生命卓球部、全日本女子卓球部、ダンスカンパニーnoisumトレーナー帯同、一般社団法人 プティパ mamacare講師などの経験を生かし、スポーツケアからマタニティケア、ママさんケアなどQOL(クオリティ オブ ライフ)向上のための治療を行っている。