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養生健康コラム22:夏の養生法(夏の過ごし方)
おはようございます。【はりきゅう5治療院 有松店】 の鍼灸師・漢方養生指導士 野村 絵里です。
「野村 絵里の養生健康コラム」ということで、あなたの健康生活のお役に立てるような養生法や健康法について紹介しております。(今までのコラム↓)
今回は”夏の養生法(春の過ごし方)”をご紹介します。
養生健康コラム22:夏の養生法(夏の過ごし方)
夏は立夏(今年5月5日)から始まり、小満⇒芒種⇒夏至⇒小暑⇒大暑⇒立秋(8月7日)の三ヶ月を言います。この頃は夏のような暑さが9月末ごろまでありますね。
この夏の三ヶ月 を蕃秀(ばんしゅう)と言い、天地の気は変わり、万物は花咲き実る季節となります。
夜は臥し早く起き、太陽の日差しを厭うことなく、志を怒らせないようにし、人も草花のように繁茂させ、気を発散させ、気持ちを外に向けるようにする。これは夏の気に応じて夏の働きである「長」を養う道である。これに逆らえば、心を傷め、秋に咳の出る病になりやすく、秋の「収」を身に受けることができにくい。冬になって病を重ねることになるだろう。 (素問 四気調神大論)
まとめますと、
① 夜更しをしてもいいですが、朝は早く起きること=陽の気が充満している。
② 夏の暑さを嫌がることなく、戸外に出て朝日に向かって運動し、体内の老廃物を排泄し、新鮮な空気を吸い込み、新陳代謝を促進させる。
③ 楽観的な気持ちを持ち、焦ったり、怒ったりしないようにする。「まあ、こんなこともある」というような心持ちでいること。
④ 植物が開花するように、身体においても体内の陽気を、皮膚を通じて外に出せるように向上心を持ち続ける。
夏の養生のポイント
① 暑さから身を守り、こまめに水分を補給する。
・ 早めの補給:のどが渇いた時には体内の水分バランスがすでに崩れてしまっています。早めに補給しましょう。
・ ガブ飲みに注意:汗をかいたり、運動をした後に一度に大量の水分が体内に入ると、体の塩分濃度が薄くなり筋肉の引き連れを引きを超す原因になります。まず口をすすいで「小量をこまめに」です。
・ 食事中は水を飲まない:食事中に水分をとると消化液が薄くなり消化能力が低下し、胃に負担をかけます。
・ お茶かミネラルを:糖分を含んだもの刺激の強いものはさけましょう。(麦茶はミネラルが多く、体を冷やし、消化を助ける夏にぴったりな飲み物です。)
② 湿気を防ぎましょう。
長夏(土用)7月の中旬から8月上旬の20日間ほどの 期間は、高温で湿度の高い日が続きます。汗が乾きにくく、住まいや空気中にも湿気がたまるため、湿邪の影響を体がうけやすく、身体が重い、胃が重い、口が粘つくなどの症状があらわれます。湿を防ぐためには、
・ 部屋の通気をよくすること。
・ 冷たいものを取りすぎないこと。
・ 生姜やニンニク、ネギ、ミツバ、かんきつ類など香りの強いたべものは胃腸の働きを活発にします。
・ 利水(りすい)清熱(せいねつ)の働きがある食品をたべること。きゅうり、すいか、ゴーヤなど。
③ 滋養に心がける。
陽の気が強くなると、寝汗、ほてりの症状が強く出ます。これを陰虚といいます。陰を補う滋養食の代表は、おかゆです。また山芋などイモ類・穀物類は、胃への吸収がよく、身体の血肉をつくる脾を助けてくれます。
また昼寝は、消耗した気を回復させるのに有効です。熱い午後はすこし日陰で休めるといいですね。
近頃、夏の暑い時期が長くなっています。暑気あたりしないよう生活養生心掛けていきたいですね。
はりきゅう5治療院 有松店では、鍼灸治療の他に生活養生、また今月からは、薬剤師さんとの提携を始めました。鍼灸と漢方の両方から患者様の健康のお手伝いができます。
ぜひ、ご利用くださいませ。
はりきゅう5治療院 有松店
金沢市有松3丁目3-30 もみつぼ5有松店併設
電話:076-205-5896
【鍼灸・スポーツ鍼灸・美容鍼で根本改善を目指す治療院】
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野村 絵里
鍼師、灸師、漢方養生指導士
平成18.19年日本オリンピック協会 医・化学委員、天満屋陸上部、資生堂陸上部、日本生命卓球部、全日本女子卓球部、ダンスカンパニーnoisumトレーナー帯同、一般社団法人 プティパ mamacare講師などの経験を生かし、スポーツケアからマタニティケア、ママさんケアなどQOL(クオリティ オブ ライフ)向上のための治療を行っている。